HOME > 清水ミチコのシミズム > 清水ミチコの「シミズム」#82
ここのところ、趣味は芸術鑑賞、
と自分のプロフィールに書きたいほど、
よく出かけています。
先月は国立新美術館で田名網敬一展を堪能しました。
華やかで迫力のある絵画と、
その展示数にも圧倒されました。
生命のエネルギーが
色彩に昇華されていくのを見たような思いです。
記念に田名網敬一ソックスを買い、
今日も大切に履いております。
また丸の内のコットンクラブでは、
ジャズドラマーの森山威男さんのライブも拝聴しました。
フリージャズの草分け的存在。まさに音は人なりで、
ドラミングが爆音でありながらも一音一音がとてもきれいで、
よく耳に心に届きます。
ドラマーの方が中心のライブを見に行ったことが初めてという私は、
これからもっと聴きに行こう、驚きがあるものだな、と思いました。
吉祥寺では木村充揮ロックンロールバンドのツアーライブを鑑賞。
今度の武道館のゲストでもある木村さんと私のジョイント、
どうなることかとても楽しみです。
9月には、大好きな矢野顕子さんと
奥田民生さんのライブがありました。
二人の歌声がのびやかでありながらの丁々発止の演奏。
音楽ってやっぱり生がいいものですね。
秋は特に、感激しやすくもある季節なのでしょうか。
この日はふと気がつくと、
隣の席に大竹しのぶさんがいたのでお互いびっくりしました。
矢野顕子さんも大竹しのぶさんも私の大好物。
しかもお二人とも私のモノマネをいやがったりしません。
私には公私共にありがたい存在です。
帰りにしのぶちゃんと歩きながら、私が「そういえばこないだ、
青木さやかさんと明石家さんまさんと三人でごはんを食べたんだけど、
さんまさんって根っから優しい人間だね」と言うと、
元さんま夫人であるしのぶちゃん、なんて言ったと思いますか。
「そお?じゃ今度私も誘って。一緒に行くから。」でした。面白すぎ。
「日本一いい離婚だねえ」と驚きました。
私も離婚してから仲良くしたいな。なんでや。
と、私はよく考えたら芸術ではなくて、
人間観察が好きなのかもしれません。