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清水ミチコのシミズム

光浦靖子さん在住のカナダ・バンクーバーに行ってきました。
ところが滞在する一週間がずっと雨の予報。
やだなー、と思ってると光浦さんが言いました。
「腹に力を入れると晴れますよ」。

いつも突拍子もないことを真顔で言います。
理屈では変でも、いちおう信じてやってみたら、
本当に1日しか雨が降りませんでした。
光浦靖子の編み出した民間療法的なパワーをもらい、
毎日一緒に遊んだ一週間で、
万歩計を見るのが楽しみなほどよく歩き、
またよく食べました。
お互いのYouTube撮影をしたりして、
ちゃんとミニ仕事もサンドイッチした、
おいしい旅行となりました。おいしいといえば、
最後の日に乾杯した、
チャイナタウンのレストランの
「チョンファン」という料理にハマった私。
そのぷるんとした食感に(絶対作ってみるぞ!)と決意し、
帰国してからぷるんぷるんのえびの蒸し料理に挑戦しました。
今ではすっかり得意料理のひとつです。
ところで帰国後、しばらくはすっかり時差ボケ。
当たり前ですが、朝と夜の逆転。
普段ならヤクルト1000や睡眠導入剤などで平
常感覚へと工夫するところですが、
今回そのまま生かして、早朝生活に変えてみたらどうか?
と思い、トライしてみました。
すると精神衛生上ものすごくいいじゃないか!と開眼。
もともと夜型の生活でしたが、
最近は5時起きで夜9時には就寝です。
「早起きは三文の得」とは昔からよく聞きますが、
「得」と言うより「徳」のイメージで、
気持ちに余裕が生まれる気がするんですね。
すこやか&おだやか。
自分や人に優しくなれ、結果的にはいいことずくめとなりました。
タダでさえ日々忙しい現代人は、
仕事や家事に追われるばかりで
自分の時間がなかったりするものですが、
早朝ならば自分の時間が持てて、
かつ広がる不思議を知りました。
朝は仕事も追いかけられない異空間だったんですね。
おためしあれ。
まるで無料でいただけた3つの自分用みやげ。
それが光浦靖子の魔法とチョンファン、朝の時間なのでした。