HOME > 清水ミチコのシミズム > 清水ミチコの「シミズム」#80
光浦靖子さん在住のカナダ・バンクーバーに行ってきました。
ところが滞在する一週間がずっと雨の予報。
やだなー、と思ってると光浦さんが言いました。
「腹に力を入れると晴れますよ」。
いつも突拍子もないことを真顔で言います。
理屈では変でも、いちおう信じてやってみたら、
本当に1日しか雨が降りませんでした。
光浦靖子の編み出した民間療法的なパワーをもらい、
毎日一緒に遊んだ一週間で、
万歩計を見るのが楽しみなほどよく歩き、
またよく食べました。
お互いのYouTube撮影をしたりして、
ちゃんとミニ仕事もサンドイッチした、
おいしい旅行となりました。おいしいといえば、
最後の日に乾杯した、
チャイナタウンのレストランの
「チョンファン」という料理にハマった私。
そのぷるんとした食感に(絶対作ってみるぞ!)と決意し、
帰国してからぷるんぷるんのえびの蒸し料理に挑戦しました。
今ではすっかり得意料理のひとつです。
ところで帰国後、しばらくはすっかり時差ボケ。
当たり前ですが、朝と夜の逆転。
普段ならヤクルト1000や睡眠導入剤などで平
常感覚へと工夫するところですが、
今回そのまま生かして、早朝生活に変えてみたらどうか?
と思い、トライしてみました。
すると精神衛生上ものすごくいいじゃないか!と開眼。
もともと夜型の生活でしたが、
最近は5時起きで夜9時には就寝です。
「早起きは三文の得」とは昔からよく聞きますが、
「得」と言うより「徳」のイメージで、
気持ちに余裕が生まれる気がするんですね。
すこやか&おだやか。
自分や人に優しくなれ、結果的にはいいことずくめとなりました。
タダでさえ日々忙しい現代人は、
仕事や家事に追われるばかりで
自分の時間がなかったりするものですが、
早朝ならば自分の時間が持てて、
かつ広がる不思議を知りました。
朝は仕事も追いかけられない異空間だったんですね。
おためしあれ。
まるで無料でいただけた3つの自分用みやげ。
それが光浦靖子の魔法とチョンファン、朝の時間なのでした。