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清水ミチコのシミズム

今年の台風の威力はすさまじかったですね。
皆さん、大丈夫でしたか?
私は大阪でライブがあり、
実感こそわかなかったですが、
正直ニュースで知った時はあぜんとし、
帰宅するのに
(いったい我が家はあるのか、吹き飛ばされてないか)
と、怖くなりました。
幸いなことに今回はなんともなかったようでしたが、
大型台風は今年で終わり、ということなどなさそうですね。
災害対策を身につけておく事は、
もはや今後の人生の基本かもわかりません。
そんな中、バレーやラグビーの快進撃もあったりして、
オリンピックにも希望の種が芽吹いています。
経験を教訓にしながら心は前向きに、
という、ほふく前進で手をつないで
しっかりゆっくり参りましょう。
私もこの秋、ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」に
ほふく前進で出演中。
というのは、出演者たちも台風による電車遅延で
到着が間に合わなかったり、
ロケができずに撮影自体が丸ごと一日飛んだりしたので、
ハンパない緊張感と焦燥感が走ってた時もあったからです。
ちなみに私の役どころは「次世代がんゲノム腫瘍内科部長」。
これからはもうモノマネタレントではなく、
「J・J」(女医・女優)と呼んでください。
J・J・Jと驚かないで(古っ!)。
そして初日から自己紹介をするシーンで、
あっさり私のあだ名が決まりました。

それは「ゲノム」。
すっごくイヤ。「おいゲノム!」と呼ばれると、
振り向こうかどうか迷ってしまいます。
最近はゲ、と聞こえたら反射的に「ゲノムって言うな!」と
クギを刺しながら歩いています。
ところで先月、私の初の鼎談(テイダン)本が発売されました。
二人で話すことを対談といい、
三人の場合は鼎談と呼ぶんですってね。
J・J・J(言っちゃった)!
タイトルは「三人寄れば無礼講」。
尊敬する人や、好きな人たちと話すのはとても楽しいもので、
雑誌で連載してきた鼎談があっと言う間に一冊にまとまり、
私の天然ボケや、失礼なツッコミも隠さず収録されています。
読書の秋、ぜひあなたの書棚に一冊、どうぞよろしくね~!