HOME > 清水ミチコのシミズム > 清水ミチコの「シミズム」#13
「矢野顕子さとがえるコンサート2012
~清水ミチコとともに~」というタイトルで、
矢野さんとしばらくステージをご一緒し、
大ファンの私はとても幸せでした。
全5公演のうち、渋谷のNHKホールで行われた公演は、
3月にWOWOWでもオンエアされます。
ぜひ観てみてください。
ピアノ2台で、それぞれ弾き語りをしたり、
セッションがあったり、
モノマネもあるという夢のような2時間。
しかしそんな中、
一人だけ悪夢のような思いをさせてしまった方がいました。
それは浜松公演でのこと。
ちょっとしたアクシデントがあり、
矢野さんだけ、数分間ではありますが、
舞台ソデにハケてもらうことになったのです。
こういう事があるからライブはいつもスリリング。
急きょ、私がバトンタッチすることに。
リハとは違う展開でしたが、私は思いました。
矢野さんが戻ってくるまでネタをやろうではないか。
ところが、ハッと急ブレーキをかけた私。
客席に座っていた一人と
バッチリ目が合ってしまったからです。
それは私の友達なのですが、
(私がお客なら、この友人に登場してもらった方が
きっとウケる)と、一瞬で決定。
「ちょっと歌でも歌っていきなさいよ。」
と、たまたま映画の撮影が浜松であり、
この日観に来てくださった三谷幸喜さんに声をかけたのです。
沸き起こる爆笑と拍手。
そして本当にちょこっと歌ってくれた三谷さん。
まじめに歌うほど失笑。
ありがとうございました。
そのあとのやりやすさったらありませんでした
(失礼すぎる)。
そして、あとからメールをいただきました。
「あの曲じゃないヤツを歌えばよかった。」
そっち?!