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NEMOのGood Music A to Z

VOL.65

「推し活」にはまったく縁がない人生を歩んできましたが、今その気持ちが少しわかるようになってきてしまいました。近所で配られていた無料招待券なるものを受け取り、日曜日だし、天気もいいし、無料だし、行ってみるか。と軽い気持ちで行った「なでしこリーグ」。そう女子サッカーの試合を観に行ったのです。かつて全日空フリューゲルスユースに所属していた私。サッカーに興味はあっても「女子サッカー」を観たことがありませんでした。なのにハマってしまった理由はいくつかあって、まず、試合会場に入ってすぐ「楽しい」。スタッフさんたちの「地元チームを応援しよう!」という活気と熱量が良い。そして思ったより出店が充実していて地元飲食店やスポンサーさんのアットホームな雰囲気も良い。それに気を良くした私は「オフィシャルガイドブック2024」を1,500円で購入。どうせ観るなら選手の顔と名前がわかった方が楽しめそうだし、無料でご招待いただいたので少しでも還元したい気持ち。そして座席は自由席。どこに座ってもいい。このゆるさがまた良い。かつてJリーグができる前の「日本リーグ」の時に似ていました。程よい観客数で、小さな応援団のあまり揃っていない掛け声と太鼓が聞こえてきて、寂しくもなく賑やかで微笑ましい。実はこの1ヶ月前くらいにJリーグの試合を見に行って、これも15年ぶりくらいの観戦でしたが、応援団の声の大きさに驚きました。ゴール裏に固められた両チームの応援は試合中もずっと止むことなく、ちゃんと試合を観ているのか?と心配になるほど歌っている。それと対照的にゴール裏以外の客席はお通夜か?と思うくらい静まり返っている。この異様な風景に違和感を感じたばかりだったので、なおさらなでしこは良く思えたのでした。さてさて、席についてしばらくすると電光掲示板にスターティングメンバーが写真入りで発表されてきました。なので、ガイドブックを開き、1人ずつ丸をつけていきました。。この続きは次回で!つづく。。そんな推し活にハマりかけている同士たちに捧げる曲はこちら!

「Journeyman」ERIC CLAPTON
1989年発売 Amazon音楽ランキング8474位

エリッククラプトン。あまりにも有名でこの人を紹介するのを忘れてました。笑。1945年生まれ現在79歳。イギリス人で世界的に超有名ブルースロックギタリスト&ボーカリストです。略歴は省くとして私なりのクラプトンを書きますと、「461OceanBoulevard」という有名なアルバムも好きですが、私はあえてこの派手派手なアルバムを紹介します。アンサンブルとして「音数が多い」時代なのです。このあと90年代に突入し「引き算」のアレンジになっていきます。同時期のポールマッカートニーも同じ流れを汲みますが、若者や時代に寄せて彼ら本来のふくよかなアレンジが失われ、ただただ音数も少なく「スカスカ」になってゆくのです。なのでこれがゴージャスな最後のアルバム。非常に生き生きしていて良いのです。そしてとても良い楽曲が揃っている。特に「BadLove」は気持ちいいし「OldLove」は泣きます。残念ながら私はこの後から徐々にクラプトンのギターが「手グセでこなしている」ように感じてあまり聞かなくなりました。大ヒットした「アンプラグド」のアルバムを聴いた野口五郎氏がテレビで、あんなペラッペラのガットギターをクラプトンが弾くなんて!!とお怒りになっていたのを思い出しました。笑。時代は変わる、ボブディランですね。…というわけで今回は「C.(クラプトンも)R.(来日して)N.(なでしこ)M.(見てくれたらいいな〜)」的ミュージックでした!