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NEMOのGood Music A to Z

VOL.64

先月、私のバンド、ネモトラボルタでLIVEツアーをしまして名古屋にもお邪魔しました。見に来てくださった皆さんありがとうございます!今回は大阪、岡山、名古屋と3日連続で、我々はどちらかというと激しめのステージですので、それだけでも大変だったのですが、さらに3日ともガッツリと「打ち上げ」にも参加しましたので、かなりハードなツアーとなりました。やはり久しぶりに会う方々もいるし、対バンさんとも仲良くなりたいし、女の子がいたら話したいし♡「明日あるんで早めに帰ります!」なんて言うのはROCKじゃないじゃないすか!って言うのは口実で、ただ飲みたかった説あり。笑。初日の大阪は会場で打ち上げ後、別の店に移動して3時。岡山は会場で打ち上げ後、先輩ミュージシャンのお店にお邪魔して4時。そして名古屋をむかえたわけです。もうボロボロ…だなんて思われたら負けなんスよ。なので名古屋でトップギアを入れて張り切ってライブしました。からの味仙で打ち上げ!笑。もう翌日の朝、4人とも声がカッスカスでした。しかしまあ、最近のライブハウス事情を申しますと、若者バンドはすぐ帰りますね。笑。終電になるとサッと帰る。気がつくと残っているのは我々おっさんだけ…時代なんですね。引き止める先輩もコンプラ慣れして絶滅していますし、帰る若者も当たりまえに帰る空気感。確かに効率悪いし特に打ち上げで何かあるわけでもないので帰ってぜんぜん良いのですが、取り残されたおっさんたちには虚無感ありますね。笑。ライブハウスも基本飲食店なので飲んだら儲かるじゃん!って思いますが最近はスタッフの人件費かかるんでそろそろ終わりです!って先手打たれます。泣。もっと飲みたい…肩身がせまい…ダラダラしたい…おじさんさみちい…そんな独り言を言っている不適切な君たちに捧げる曲はこちら!

「TheVeryBestOf」LittleRichard
2013年発売 Amazon音楽ランキング5670位

リトルリチャード。主に1950年代〜60年代に活躍したピアノを弾きながら歌うレジェンド。アメリカ人ロックシンガーソングライターです。引退や復活を繰り返し2020年に亡くなっています。最近上映された彼の映画を観にいきましたので、今日はこの方をご紹介。この人まったく「リトル」ではありません、声量ハンパないです。ビートルズを始め多くのロックミュージシャンが憧れ、声の出し方、ステージング、のちのロックシーンに多大なる影響を与えた人です。映画では知らなかったことばかりで感慨深かったです。同性愛者である彼の苦悩もたくさん描かれていたし、すごく親孝行なところも意外でした。実はとっても繊細で優しい人だったのか…また、ビートルズとビリープレストンの出会いはLetitbeの少し前だとばかり思っていましたが、実はビートルズがデビューしたばかりの1962年。まだ無名な時にリトルリチャードの前座を務め、そのリトルリチャードのバンドにいたのがビリープレストン。その時の打ち上げかなんかでジョージがうちのバンドで弾いてよ!って軽く誘ったら、バンマスのリトルリチャードに怒られちゃうから無理だよ!ってビリープレストンが断ったって会話がリアルで面白かったです。そりゃ筋道的にそうだわ。笑。打ち上げで酔っ払って不用意に話すのはとっても危険ですね!私もたくさん痛い目にあいました。笑。みなさんも気をつけてくださいね・・・というわけで今回は「U.(打ち上げで)D.(ダラダラ飲む)J.(人種はもう)L.(リトルです)」的ミュージックでした!