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VOL.53
マスクをしている女性を見ることに慣れてしまって顔全体を見たい欲求がたまってきていますが、みなさん元気でお過ごしでしょうか。マスク美人なんて言葉は女性側からしたらいい迷惑ですが、やっぱり2割3割増しで美人に思えますね。目元の印象からマスクの下を想像してしまいます。そして偶然マスクを外す瞬間が訪れたときに妙に得した気分になります。ラッキー感がハンパない。そんな状態でいるわけなので、最近ちょっと街中でもちらほらマスクをしないで歩く女性を見かけるようになりましたが、これはもうやばいですね。失禁ものですね。え!?いいの??くらい思ってお金払わないで見れてしまった大好きなアーティストのライブくらい嬉しいです。コロナ前まで普通だったことなのに、超貴重なことに感じる。変な状態にあります。私だけかもしれませんが。笑。かれこれ、もう長い間ライブハウスやコンサートでも拍手以外の「歓声」が聞こえてこない。やっぱり1曲終えて拍手だけもらって、いまの良かったのか?悪かったのか?がわからず…。や、良かったってことにして次の曲いこう!なんて自己暗示をかけてます。笑。なので、いつかお客さんからの「歓声」が聞こえてきた時には失禁してしまうかもしれません。いつになるやら…。ぜんぜんコロナが終息してくれず、歳をとってただ尿のキレが悪くなっただけ。になる前に「歓声」が聞ける日がくるのを願うばかりです。さて、おしっこの話はこのへんにして、そんな、失禁ボーイ君たちに送る音楽はこちら!!
「HOT TYPHOON FROM EAST」泉谷しげる
1992年発売 Amazon音楽ランキング 381,605位
説明不要かと思いますが、1948年生まれ現在74歳の泉谷しげるさん。俳優、タレントのイメージでいる人も多いと思いますが、シンガーソングライターでありミュージシャンです。尊敬してます。このアルバムは1976年にアメリカのロスアンゼルスで行われたライブ盤ですが、これがすごいんです。身体1つ、ギター1本だけでのライブですが、おそらく泉谷しげるを知らないアメリカ人の前で1曲目から徐々に音楽と歌だけで盛り上げてゆき、4曲目の「春夏秋冬」までの流れは圧巻。さらにどんどんボルテージを上げていきます。知名度などに頼らず、ただただ初見の客を音楽で盛り上げてゆく、さらには言葉もわかっていない相手なわけですから。まさにライブの「もっていき方」として私はものすごい感銘を受けました。自分たちのことを知らないお客さんをどう盛り上げるか?どう楽しませるか?大切なことがこのライブに詰まっています。このCDを持って泉谷さんに会いに行ってサインをもらったことがあります。「名前は?」って聞かれて苗字を伝えたら「違うよ!名前だよ!」と、あの愛のあるツッコミを受けました。笑。というわけで今回は「M.(マスクの下を見て)G.(がっかりする)L.(レベルなんて)T.(とっくに通り越してる!)」的ミュージックでした!