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VOL.44
「ギャグセンス」って大事ですよね。友人関係、仕事関係でも大事だと思いますが、こと男女関係においても笑いのツボが合致しているか?は重要なポイントだと思います。100人の女性に聞いた「理想の彼氏条件ランキング」では1位「性格」2位「外見」3位「年収」4位「会話力(一緒にいて楽しい)」5位「服装」となっており、堂々4位に入っています!(微妙に低いけど。w)お金を払って行くお店で女性が笑ってくれているからといって安心してはいけません。仕事として無理して笑ってくれているだけです。職場の後輩についてもほぼ同じです。本気で笑っているのか?愛想笑いなのか?見定めることが大事です。往往にしてギャグセンスのない人は、その見定めができないのですけどねっ。自分で言って自分で笑っている人は要注意です!ギャグハラしてませんか?お気をつけを!さて、毎年この月の原稿を書くのはクリスマス時期になりまして、ラジオからはジョンレノンの曲がたくさん流れます。なぜジョンレノン?と思うかもしれませんが12月8日が彼の命日だからですね。ジョンといえばビートルズ。ビートルズ・シネ・クラブ(ファンクラブ)に入っていた私としてはこのコラムにジョンのことを書かなきゃいけない!と遅ればせながら思いまして。ただ、ジョンやビートルズのことはもう散々色々なことが書かれてるので今回は私なりに「ギャグセンス」という視点で書いてみようかと。彼らの音楽は言うまでもなく素晴らしいのですが、「ギャグセンス」という視点で見てみるとメンバー4人の人間関係、人柄が見えてきます。で、今回ご紹介するのはこちら!
「imagine」John Lennon 1971年作品 Amazon音楽ランキング 5439位
さっそく結論から申しますと、ビートルズ4人のなかで一番ギャグセンスが無いのがポールです。彼は真面目なのか、インタビュー、プライベート映像を見ても、残念ながらギャグレベルが低い。いや、音楽もルックスもとっても良いのですよ!(笑)。ただ、ギャグはイケてないのです。では誰が面白いか?残りの3人、ジョン、ジョージ、リンゴは甲乙つけがたい接戦なのであります。ユーモアたっぷりで機知に富んだ発言をする3人は非常にキレてます。一番年下のジョージは末っ子気質のような自由奔放なギャグで攻めてきます。ジョンはインテリジェンスなギャグを真顔で言ってきます。余裕あるお兄さんリンゴは全てを熟知してトドメの一発ギャグを発してきます。非常にレベルが高いです。全世界のインタビュアーを相手に笑わせにいきます。ポールがダサくてつまらない人間では決してありません、他の3人のレベルが高すぎるのです。個人的にはリンゴが一番かも。音楽制作にあたってはジョンとポールが強力タッグを組むので4人がまとまるのですが、音楽を離れるとポールが少々疎外感を受けます。ポールのギャグが1人噛み合ってないだけに3対1の構図になってしまうのです。そこの橋渡しをしてあげるのがリンゴなのです。やさしい。これは解散後の4人の関係性にも影響してくるように思えます。解散後は一緒に音楽を作る必要がなくなったわけですから3対1になる。でもリンゴが優しいからポールの方にも遊びに行き2対2になる。という具合で。このようにギャグセンスが人間関係にも大きく響くわけで、ビートルズでさえ避けては通れない道だったのでございます。だっふんだ!と、まったくジョンレノンのイマジンに触れてませんが、笑、3曲目のジェラスガイが好きです!というわけで今回は「G.(ギャグハラは主に)S.(職場でさむーいギャグを連発する上司に対し)A.(愛想笑いを浮かべなければならない)S.(精神的苦痛に対するものです)」的ミュージックでした!