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NEMOのGood Music A to Z

VOL.40

新年明けましておめでとうございます!どうやら今年も連載を続けて良いようで…。かれこれ40回目に突入しており2ヶ月に1回ですから計80ヶ月、もう7年近くやってるんですね。なんの生活の役にも立たない、ごく一部の人にしか伝わらないコラムもよくもここまで…。編集者の懐の深さに頭が下がります。ごく一部にしか伝わらないといえば、近所の美容室にいつも黒板が出ていて、そこに書いてある内容が毎回伝わらない。この前書いてあったのは、「飲み屋でハナウタ歌う奴、だいたいナルシスト。」え?なにを発信したいの?先月にいたっては「恋には駆け引きはあっても、愛には駆け引きはいらない」お、急にどうした?と何かしらのズレ、方向性の屈折に毎回モヤモヤします。自分を棚に上げて文句を言ってはいけませんね、私も内容を充実させなければ!そんなわけで、今年は少しでも役に立つ情報を皆さんにお届けしたいと思いまして、今日はとっておきの情報をゲットしましたのでお話したいと思います。それはスナックの料金システムについてです!わたくし、ありとあらゆる夜のお店に行った気でおりましたが、スナックは行ったことがありませんでした。今ここでスナックとは何か?初心者の私がなぜ話すかというと、意外と女性の方々は中身を知らない。先日も知人の女性に話すと「へえ〜そうなってんだ〜!」とえらく興味津々でした。なので教えます。まずメニューは2通り。①チャージ3000円+ボトルキープ代②チャージ1,500円+1杯ずつオーダー。になります。私は①を選び、ボトルを選びました。一番安いボトルでサントリー角が6,000円(これはちょっと都内価格で高いようです。相場はもう少し安いとのこと)。要するに、ボトルを入れて私は9,000円払いましたが、次回から3,000円払えばずっと飲んでいられる。とはいえ仕事帰りにちょっと飲みに行こうレベルとしては中々コンスタントに行ける値段ではないですね。ではバーと何が違うのか?お姉さんが自動的にお酒を注いでくれるのです。そしてお姉さんが「飲んでいいですか?」と私のボトルを減らしていくのです。今のところ良いとこ無しですが、じゃあスナックの何が良いのか?それは「安心感」ではないでしょうか。キャバクラやガールズバーのお姉さんたちは「疲れを隠して無理矢理スイッチ入れてる感」ありますが、スナックのお姉さんたちは「心の底から疲れてます」つまり、人生の何かしらの苦悩を抱えて熟成されている方々。そんな方とゆっくりお話しできる場所、これがスナックなのではないかと。というわけで、ボトルを入れてしまったからまた行かなきゃならない私が捧げる1枚はこちら!

「Classics」BurtBacharach
1990年作品Amazon音楽ランキング78871位

バート・バカラック。1928年生まれのアメリカ人で有名な男性作曲家です。この人の作る曲、旋律は独特ですね。胸の奥をキュンと掴まれるメロディとコード感があります。私はディオンヌワーウィック「Walkonby」という曲で知ったのがきっかけですが、カーペンターズの「Closetoyou」やアレサフランクリンの「Isayalittleprayer」、映画「明日に向かって撃て」の「雨にぬれても」など多くの名曲を生み出していて、なかでも「Thelookoflove」の旋律には個人的にやられますね。。スナックじゃないですが、心に沁みついた寂しさを優しくさすってくる、そんな感じがします。みなさんもぜひスナック、いや間違えた、バカラックを聴いてみてください。というわけで今回は、「W.(私も飲んで良いですか?)とK.(聞かれた時に)C.(ちょっと躊躇する)ようなC.(小さい男)になるな!的なミュージック」でした!