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10/19(土)は、岐阜でブラスサウンドに浸りませんか?
 今回注目の公演は、サラマンカホールで行われるメインコンサートとワンコインコンサート。
両方聴いても、¥2,500です!
 11:30からのワンコインコンサートには、東海地方で活躍するメビウス・ブラスクインテットと  Franc木管五重奏団が登場。金管と木管の響きを聴き比べつつ、その音色を堪能頂けます。¥500で1時間半の演奏を聴けるのはお得で素敵です。どうぞ、お気軽にお出でください!
 続いて15:30には宮本文昭指揮、大阪市音楽団でお送りするメインコンサート。スケールの大きな、「これぞ吹奏楽!」という演奏をお楽しみ頂けます。ご存知の通り、宮本さんはご自身も世界的オーボエ奏者であったことから、管楽器には人一倍思い入れがあります。そんな宮本さんの指揮で聴く、熱い演奏を是非、お楽しみください!
この二つの公演の間には、野外でブラスのライブも行われます。こちらもゆっくりお楽しみ頂けます。また、県美術館・県図書館でもワンコインコンサートのメンバーによる無料コンサートがあります。ご都合に合わせてどうぞ! 
 サラマンカホールは、その音響の良さで演奏者からも絶賛されるホール。その音を体感して頂くのにもピッタリなイベントです。是非お出かけください!

「ぎふ 秋の音楽祭 ~ブラスの日~」
日時:10/19(土)10:00~20:30
場所:ふれあい福寿会館、サラマンカホール(ふれあい福寿会館内)、岐阜県美術館・岐阜県図書館
お問合せ:サラマンカホール TEL058-277-1113


 チケットプレゼントのお知らせです!
好評開催中のあいちトリエンナーレ、今回は国際美術展のチケットを3組6名様にプレゼントいたします。ご希望の方は住所・氏名・年齢・ご職業と共に、「国際美術展チケット希望」と明記の上、当ホームページの「CONTACT」よりメールにてご応募ください。応募〆切は9/25(水)深夜24:00メール到着分までといたします。当選者の発表は商品の発送をもって代えさせて頂きます。
どんどんご応募ください!

それではあいちトリエンナーレ、今週以降の見所をお知らせします!






まずは参加型のプロジェクト。今週末の9/21(土)・22(日)に開催です。
ライトアップされた名古屋都心部を、提灯を持って歩きます。

■高橋匡太《Glow with City Project》参加者募集
都市の建築物をライトアップする光と、人々の持つ光をシンクロさせる《Glow with City Project》。このプロジェクトの参加者を各日先着1,000名募集します。名古屋市科学館を出発して長者町のアーケードを通り、栄のオアシス21、愛知芸術文化センターまで、提灯の光を持ちながら行列になって歩いていきます。名古屋の都市空間の中心部を活用し、1,000個にも及ぶライトを参加者で共有していくこのプロジェクトによって、特別な光の風景に変貌させていきます。(※HPより)


ほうほう堂のパフォーマンス、街中で見つけてください!
同じく9/21(土)・22(日)の両日、それぞれ15:30~17:30に長者町を中心に名古屋の街中でダンス・パフォーマンスを繰り広げます。その様子はUSTREAMより生中継されます。

■ほうほう堂『ほうほう堂@おつかい』
ダンスでまちを巡る様子を、インターネットで生中継する新作パフォーマンス。まちのなかでパフォーマンスに出会える と共に、中継される映像作品としても鑑賞できる。名古屋をリサーチし、さまざまな建物やお店、人、植生、食べ物など、 まちのすべてを舞台に現在のまちに見え隠れする昔の面影や記憶、新しく生まれた繋がりを、多面的にしかしさりげな く伝える。見慣れた日常的な風景が、サイトスペシフィックなダンスを通じてまったく違うふうに見えるかも。(※HPより)
< http://aichitriennale.jp/artist/ho_ho-do.html>

愛知県芸術劇場小ホールでは、この週末もパフォーミング・アーツの作品が上演されます。
今回のトリエンナーレ、パフォーミング・アーツ作品群はサミュエル・ベケットを
一つのテーマとしています。ノジシエルは、朗読とダンスでベケット作品を表現します。

■アルチュール・ノジシエル 『L'IMAGE』
ベケットによる同名の掌編小説をテキストとして用いた朗読+ダンスパフォーマンス。死の床にあるとおぼしき男が、女や犬と共に過ごしたある春の1日を回想するという内容。数ページほどの短さだが、結語にたどり着くまで句読点は一切ない。朗読はジョン・マルコヴィチやパトリス・シェローの作品にも参加している女優ジュリー・ムリエ、ダンスは、ヴィム・ヴァンデケイビュス作品に出演したほかシディ・ラルビ・シェルカウイとの10年以上に及ぶ協働で知られるダミアン・ジャレ、音楽はウィンター・ファミリーが担当する (※HPより)


あと、今後のパフォーミング・アーツ公演ラインナップです。
MEGvol.16でもインタビュー掲載したARICAの公演も、まだこれからです!

■清水靖晃+カール・ストーン 9/28

■ARICA+金氏徹平 10/12~14

■ジェコ・シオンポ 10/18~20

■マチルド・モニエ 10/26・27


以上、引き続きあいちトリエンナーレ2013をお楽しみください!




2013年08月17日 舞台「鍵」


「あまちゃん」見てますか? 私は1日に3回は見ています。(あ、引いてます?)
さて、大人気のこのドラマ。ヒットの要因は巷間言われる通りさまざまあると思いますが、そのひとつが、脇を固める実力派俳優陣の好演・名演でしょう。キーワードは“小劇場”。「劇団三〇〇」の渡辺えり、「劇団青い鳥」の木野花を筆頭に、「劇団☆新感線」の古田新太、「大人計画」の松尾スズキ、荒川良々、皆川猿時、伊勢志摩などなど、小劇場を拠点にした劇団主宰者や所属(あるいは出身)俳優たちが、実にいきいきとそれぞれの役をまさに生きているように演じています。そして何と言っても、この傑作が生まれた最大の要因は脚本のチカラ。すべての登場人物に命を吹き込み、その人となりをチャーミングに描き出しているのが、脚本を担当する宮藤官九郎です。彼も「大人計画」所属の俳優であり座付き作家。テレビドラマ、映画で数々のヒット作を手がけ、果ては歌舞伎の新作まで手がけた彼の原点は、”演劇”です。

さて、ここからがやっと本題。
今、日本の演劇シーンでは新しいムーブメントが起こっているようです。小劇場演劇の新世代ともいえる人気劇団が各地で活躍しています。彼らの共通点は、地域を拠点にしながらも全国に通用する才能と実力を持ち合わせていること。劇作・演出ともに手がけ良質な作品を生み出す若い演劇人たちが、その名を全国の演劇ファンに知らしめています。
そのひとりが、名古屋の人気劇団「劇団あおきりみかん」主宰の鹿目由紀。次世代の女性劇作家・演出家として、今、最も注目されている演劇人のひとりです。1998年の劇団旗揚げ以来、一貫してコメディにこだわり、独自の視点で描き続ける「新しい喜劇」をコンスタントに発表。その劇作の才能、演出の手腕が高く評価され、数々の賞にも輝いています。
そんな彼女が新しく手がけるのが、テレピアホール25周年企画舞台「鍵」。男性のみの“シチュエーションブラックコメディ”を書き下ろします。出演は、名古屋発の“イケメンユニット”「BOYS AND MEN」、言わずと知れた「名古屋おもてなし武将隊」、そして男性劇団のパイオニア「劇団Studio Life」から精鋭を集めた6人のメンバーです。この組み合わせを聞いて、最初は意外に感じました。しかし、鹿目さん本人はいたって自然体。与えられた“素材”と“お題”を面白がって、いかに作品へと昇華させるか、何やら企んでいるようです。(詳しくは、MEG本紙9/10号に掲載予定のインタビューをご覧ください。)
小劇場を拠点にする気鋭の劇作家と、エンターテインメント集団のイケメンたち。異色の顔合わせによる化学反応が、どんな刺激をもたらしてくれるのか。
個人的には、なんだかとてつもなく面白いことが起こりそうな予感がしています。
(INABA)

<公演情報>
10/14 MONDAY・HOLIDAY 10/15 TUESDAY
チケット発売中

テレピアホール25周年記念企画舞台 鍵
◎ 作・演出/鹿目由紀
◎ 出演/堀川剛史、神野明人(劇団Studio Life)、田中俊介、田村侑久(BOYS AND MEN「NO IDEA」)、菅沼翔也(ホーボーズエンドホーボーズ・名古屋おもてなし武将隊)、権藤貴志(名古屋おもてなし武将隊)
■会場/テレピアホール
■開演/マチネ 15:00 ソワレ 19:00 ■料金/全席指定 ¥4,500
■お問合せ/東海テレビ放送 事業部 TEL.052-954-1107(平日10:00〜18:00)
※未就学児入場不可


2013年07月22日 1966 QUARTET取材

女性カルテット、1966 QUARTETにお話をうかがってきました。
取材場所の某テレビ局会議室に入ると、迎えてくれたのはグレーのスーツとタイでスタイリッシュに決めた4人の女の子たち。ヴァイオリン、リーダーの松浦梨紗さん、同じくヴァイオリンの花井悠希さん、チェロの林はるかさん、ピアノの江頭美保さん。全員がクラシックをバックボーンに持つエリート演奏家でありながら、ビートルズをはじめとする洋楽アーティストの楽曲をクールかつドラマチックに聴かせる、異色のカルテットです。
最初は少し緊張気味だった彼女たち(実は私も…)ですが、話が進むにつれて空気もほぐれ、それぞれの個性をいい感じにのぞかせてくれました(ちなみに、血液型は全員違うそうです)。その様子は「クラシック演奏家のお嬢さん方」というよりは、「元気でキュートなガールズバンド」。最新アルバム「HELP! 〜Beatles Classics」のお話を中心に、プロデューサーの高嶋弘之氏(ビートルズの日本の初代プロデューサーという伝説的人物!)から聞いたというビートルズ秘話、お互いの音楽性やキャラクターについてなどなど話題は多岐にわたり、ガールズトークは明るく楽しく続いたのでした(”ガールズ”には私も含みます)。
その内容は、MEG9月号(予定)をお楽しみに!

ちなみに、今日皆さんが着用なさっていたスーツはトム ブラウンのもの。今回のアルバムのアートワークを手がけるクリエイティブ・ディレクターNIGO氏のプロデュースだそうです。インタビュー終了後に立ち上がった皆さんの足もとがふと目に入ると、タイトなパンツの裾にトリコロールカラーのパイピングが施してあったのが、とってもお洒落でした。

(INABA)


<公演情報>
9/27 FRIDAY 
サラマンカ500シリーズ〜上質な音楽を気軽に〜
ビートルズ・クラシックス 1966カルテット
■会場/サラマンカホール ■開演/19:00
■料金/自由席 ¥500(サラマンカメイト会員は指定席の購入が可能。指定席のお申込みは9/20(金)まで)
■お問合せ/サラマンカホール TEL.058-277-1110
※未就学児入場不可



 先日は兄弟ピアノデュオのレ・フレールに取材をしました。場所は所属事務所のある神奈川県逗子市で、ということで前日の東京での取材後、横浜に宿泊して行ってまいりました。
 逗子は鎌倉の南隣り。横浜から意外と近く、JR横須賀線でおよそ30分の位置にあります。それよりも、海無し県に育った私にとっては、横浜~鎌倉~湘南なんて場所は憧れを通り越して畏敬の念さえ抱く土地柄です。事務所は古い一軒家だと伺っていたものの、レ・フレールのお二人からイメージするに、さぞかしオシャレな事務所だろうとお邪魔してみれば、、、古い一軒家でした。私が大学時代に住んでいた、西荻窪の風呂なし・共同トイレの部屋にも似た風情。俄然親近感が沸いてまいります。
 取材場所に通されると、そこには座布団とちゃぶ台。まさに私の弟が住んでいた東小金井の部屋と瓜二つです。話を伺えば、このちゃぶ台で打ち合わせやミーティングをいつも行っているとのこと。レ・フレールがデビュー以来、このちゃぶ台を挟んで色々な話し合いが行われきたわけです。ちゃぶ台ミーティング、略して「ちゃぶミー」としてファンの間でも知られているそうです。
 レ・フレールのお二人への取材もこのちゃぶ台を挟んで行いました。こうしてアーティストの方の知られざる背景を知ると、人間性がうかがい知れる分だけ好感が沸いてくるし、深く知りたくなります。
 今回の取材は力みすぎて、正直なところ上手に話を伺えませんでした。得てして個人的に好きだったり、思い入れがある方に対して程、取材となると空回りしがち(私は)なんですが、これからもレ・フレールと、お二人を支える事務所の方々を追いかけていこうと思います。
 音楽を含め、芸術作品とその制作者の人間性というのは、しばしば議論のテーマになるところです。ただレ・フレールのコンサートに来ているお客様の顔を見てみると、みんなライブを楽しみにしていて、そして心から楽しんでいるのがよく分かります。これは楽曲やパフォーマンスの良さだけでなく、彼らの人柄に因るところも大きいんじゃないかと、ちゃぶ台を眺めながら思ったわけです。
(FUKUMURA)