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ソチオリンピックがいよいよ開幕しました。個人的には、女子モーグルの上村愛子選手にぜひ頑張っていただきたい。過去4回の五輪出場で7位、6位、5位、4位と順位を上げながらもメダルに届かなかった彼女。前回のバンクーバー大会での「なんでこんなに一段一段なんだろう…」というコメントに胸を打たれました。一段一段だから凄いんだ!そんな風に思った人は多いのではないでしょうか?弱点や欠点を自らの努力で克服し、一歩ずつ着実に成長していく。そんな姿に人は共感し、感動するのです。
かの有名な演劇マンガ「ガラスの仮面」においても、天才型の主人公・北島マヤより努力型のライバル・姫川亜弓の人気が高いというのもうなずけます。(ちなみに私も断然、亜弓派。努力の人であり、正義の人である亜弓さんを敬愛しています。)

さて、演劇といえば…(強引ですか?)
先日、取材したのが「演劇集団キャラメルボックス」の劇作家・演出家である真柴あずきさんとプロデューサーの仲村和生さん。大人気劇団を率いるおふたりに、劇団のポリシーや今後のビジョン、演劇の魅力についてじっくり伺いました。真柴さんは劇団の創設メンバー。当時の日本の演劇シーンや、池袋の小劇場で演劇を初めて見たときのエピソードなど、臨場感たっぷりの演劇トークにワクワクし通しでした。一方、劇団結成の約10年後に入団した仲村さん。高校時代から演劇少年だったという彼の入団動機はもちろん、キャラメルボックスが憧れの劇団だったから…かと思いきや、たまたま当時のお住まいの近くに事務所があったから…というゆるいエピソードを披露しつつも、演劇シーンや劇団の現状についてクールに分析し今後のビジョンを語る姿はまさに敏腕プロデューサー。今、劇団内では若手の俳優が育ってきて、上演できる作品の幅も広がっているようです。それも、ひとりひとりの地道な努力が実を結んでいる証だと思います。来年には30周年を迎えるキャラメルボックス。これからも目が離せそうにありません。

※日本時間2/9未明に行われた女子モーグル決勝で、上村選手は見事4位入賞。
「達成感マックス」。おめでとう!!

(INABA)


<公演情報>
3/1 SATURDAY 3/2 SUNDAY チケット発売中
キャラメルボックス2014アコースティックシアター・ダブルフィーチャー
「ヒトミ」「あなたがここにいればよかったのに」

「ヒトミ」
◎脚本・演出/成井豊、真柴あずき
◎ 出演/実川貴美子、多田直人、坂口理恵、岡田さつき、岡内美喜子、左東広之、渡邊安理、鍛治本大樹、鈴木秀明(Wキャスト)、関根翔太(Wキャスト)/稲荷卓央(劇団唐組)

「あなたがここにいればよかったのに」
◎ 脚本・演出/真柴あずき
◎ 出演/筒井俊作、林貴子、菅野良一、前田綾、三浦剛、阿部丈二、原田樹里、笹川亜矢奈、小林春世(Wキャスト)、木村玲衣(Wキャスト)/大家仁志(青年座)

■ 会場/名鉄ホール 
■ 開演/3月1日(土)「ヒトミ」13:00 「あなたがここにいればよかったのに」18:00
3月2日(日)「あなたがここにいればよかったのに」12:00 「ヒトミ」17:00
■料金/全席指定¥7,000  
■ お問合せ/中京テレビ事業 TEL.052-957-3333(平日10:00~17:00 )
※未就学児入場不可