HOME > MEGLOG【編集日記】 > 没後21年、小説家中島らもが遺した最期の傑作短編小説『DECO-CHIN』まさかの完全映画化!

MEGLOG

2004年急逝した小説家中島らも。
その破天荒な人生と、彼独自の世界観が反映された作品群は、今読んでも色褪せることなく、彼の死後も世代を超えて愛読され続けている。
そんな彼が亡くなる直前に書き上げた最期の短編小説が『DECO-CHIN』だ。
ミュージシャンの道に挫折し、カウンターカルチャー誌の副編集長となった主人公が、あるバンドとの出会いによって自らの肉体改造をもって覚醒する愛の物語。
4月26日(土)より K’sシネマほか全国順次公開


監督・脚本は、ロック魂をテーマに数々の映画作品を世に送り出してきた島田角栄。
自ら聖書(バイブル)と語る原作の映像化に際して、監督曰く“街のごちゃごちゃしたところをフォーカスして切り取りたかった” 高円寺、中野、早稲田を舞台に選んだ。
主人公の松本には初の野外ワンマンとなる17周年記念公演『アーバンギャルドの昭和百年・野音戦争』を成功させたアーバンギャルドのリードヴォーカル松永天馬、他、
永岡佑、古市コータロー(THE COLLECTORS)、小林雅之(JUN SKY WALKER(S))、仲野茂(アナーキー)、お笑い芸人のゆってぃNYチーズケーキTOKYO FRIDAY NIGHT、鳥居みゆき、マツモトクラブ等ジャンルを超えた出演陣が顔を揃えた。


【ストーリー】
ミュージシャンの道をあきらめインプラント、スピリットタン等カウンターカルチャーを扱う音楽誌「OPSY」の編集者として毎日を送る松本は、ある日、社長命令で
プロダクションからの売り込みバンド「The PEACH BOYS」のワンマンライブに足を運ぶ。しかし、そのあまりの酷さに編集者としての人生を「なんという徒労だ」
と愚痴り絶望する。そんなライブ終演後、店長の五百鬼頭が一つのバンドを紹介する。告知もせず突然登場した世界でも稀有なバンド「THE COLLECTED FREAKS」
との衝撃の出会いだった。
そして松本は”自分を愛するために“ある決断をする・・・・・・


『デコチン DECO-CHIN』
松永天馬(アーバンギャルド) 
永岡 佑  中田彩葉
古市コータロー(THE COLLECTORS) 小林雅之(JUN SKY WALKER(S)) 仲野茂(アナーキー) マツモトクラブ
プリティ太田 ゆってぃNYチーズケーキTOKYO FRIDAY NIGHT 鳥居みゆき
原作:中島らも「DECO-CHIN」(集英社文庫刊「君はフィクション」所収)
主題歌 「ナルシスト」 松永天馬
監督・脚本/島田角栄
プロデューサー/林哲次 撮影/笠真吾 美術/山本宗 VFX/奇志戒聖 録音/内田達也 照明/松田章吾
特殊造形/ゾンビストック 音楽監督/RYU智秀 宣材写真&デザイン/松蔭浩之 
配給/フリック 製作/TOブックス R15+
2025年/日本映画/91分/ヴィスタサイズ/ステレオ
(C)2025中島らも/集英社・TOブックス 映倫 124661

『デコチン DECO-CHIN』公式HP