HOME > MEGLOG【編集日記】 > <チケットプレゼント!>ala Collectionシリーズvol.14「フートボールの時間」に各日2組4名様をご招待!!

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2018年に丸亀高等学校演劇部が舞台化し全国高等学校演劇大会で最優秀賞を受賞した同作品を、気鋭の演出家・瀬戸山美咲がその戯曲を潤色・演出した舞台「フートボールの時間」。本作品は企画・制作を手がける岐阜県可児市・可児市文化創造センター alaでスタッフ、キャストが1ヶ月半滞在して創作された。今回はこの舞台作品をご紹介するとともに、各日2組4名様をご招待する。公演は10/18(水)〜22(日)可児市文化創造センター alaにて上演。その後全国6会場を巡回する。

良妻賢母になることが女性の理想とされ、男尊女卑が当たり前だった大正時代。女学生たちのボールの先にはどんな景色が広がっているのか•••。これは時代の潮流に抗い、女性が活躍できる未来に夢をつなぐ物語ー。きっかけは大正時代に撮影された、はじける笑顔で女子学生たちがボールを蹴っている写真。そこに写る女学生たちのドラマを丸亀高等学校演劇部が舞台化し、2018年の全国高等学校演劇大会で最優秀賞を受賞。今作はその戯曲を潤色している。


瀬戸山美咲

演出の瀬戸山美咲はこの戯曲について「大正時代の丸亀高等女学校の学生たちが笑顔でボールを蹴っている一枚の写真から生まれた戯曲だそうですが、なぜそんな写真があったのか、写真があるにもかかわらずその後なぜ女性のサッカーがやられなくなってしまったのか、題材自体がミステリアスで非常に興味をそそられました。そして100年経った今も、例えば東京医科大学の入試で女子受験者の点数が一律に減点されていた事件に象徴されるように、女性の可能性が狭められている状況は変わらない。そういう問題も、女学生の瑞々しい姿を通してビビッドに描いていて、魅力的な作品だなと思いました。そしてその世界をもっと広げて、大人のドラマも描こうと考えました。それで女学生にサッカーを指導している教師・井上通子(堺小春)を主人公にして、通子たちに立ちはだかる人々の背景も繊細に細かく描いていこうと思っています。また、新たに地元の写真館の娘である青山梅子(井上向日葵)を登場させて、通子と梅子のシスターフッドのような物語も加えました。先進的な考えを持っている通子やサッカーを楽しむ女学生と出会うことで、自分も写真を撮りたいと思いながらも女性だからできないと思っていた梅子が、自分の可能性に気がつき変化していく。ただ、女性に限らず、誰もがやりたいことができて活躍できる社会になればというお話なので、いろんな方に観ていただければと思いますし。別に堅苦しいお芝居ではなく(笑)、サッカーの要素を身体で表現したり、美術や衣裳に大正時代のかわいらしさを取り入れて、ビジュアル的にも楽しい作品にしたいと思っています。」と語る。


堺小春

主人公となる教師・井上通子を演じるのは堺小春。2005年ミュージカル『アニー』でデビュー。 2015年舞台『転校生』オーディションに合格。以来、舞台からTVドラマまで活躍の幅を広げている。
この舞台に立つことについて「先生という役柄は初めてで、生徒の皆さんをしっかりまとめていけるのか心配です。でも、学生の頃からなぜか、学級委員や部活の部長を任せられて、確かにいろんな人に話しかけていくタイプではあるので。それを活かして、皆さんと和やかにお芝居を作っていければと思っています。女性がサッカーをすることを非難される時代、そういう時代に生まれても強く生きていく女性の姿はすごく素敵だなと思いました。多様性が重視されている現代だからこそ、その姿は訴えるものがあるんじゃないかなと。私は、大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」(19年)に、東洋の魔女の谷田絹子の役で出演したんですけど、スポーツをやっていたらお嫁にいけないと言われるなかで彼女たちは頑張っていました。誰かの行動ですぐに世界が変わるわけではないですが、そんなふうに頑張った人たちが今の時代を作っているのかもしれないなと思うので。井上通子先生もその一人なんだという強い気持ちを持って演じたいなと思います。」

今回の「フートボールの時間」は可児市文化創造センター alaが続ける「ala Collecrion シリーズ」のvol.14となる。このシリーズは、第一線で活躍するキャスト・スタッフが可児市に約1か月半滞在しながら質の高い演劇作品を創作し、その作品を可児市から東京、そして全国に向けて発信するプロジェクト。もちろん今も滞在して制作が続けられている。この滞在制作について二人は、
瀬戸山:アーラという劇場は、朝から晩までいろいろな人が、それぞれの目的をもって自分の時間を過ごしに来る、広場のような、とても素敵な劇場だなと思っております。集中して、演劇に向き合える素晴らしい環境です。市民サポーターのみなさんが毎日充実した差し入れをしてくださり、また稽古を見て感想をくださるのも大変励みになっています。この作品を幅広い世代の方にご覧いただき、いろいろと感じていただければと思います。
堺:地域で演劇を作る経験が初めてなので、可児市のみなさんにとてもあたたかく支えていただいていると感じます。市民サポーターの方が毎日差し入れをくださったり、無人販売の野菜を売っている方が、毎日野菜や大きいパンをくださったり、可児市が一体となって創っている作品なんだなと身をもって感じます。先日、ジャズバンドのライブをこの劇場で観せていただいた時も、劇場に足を運び集まるお客様が、娯楽をとても楽しんでいるその雰囲気を見て感動しました。
と、充実した可児市での滞在を送っている模様。公演初日までさらに作品は深められるようだ。


制作発表の模様(於:可児市文化創造センター ala)

10/18wednesday〜22SUNDAY
ala Collectionシリーズvol.14「フートボールの時間」
▪️会場/可児市文化創造センター ala 小劇場
▪️開演/10月18日(水)・19日(木)・21日(土)・22日(日)14;00
     10月20日(金)18:00
     *10月18日(水)・19日(木)はアフタートーク有
▪️料金/全席指定¥5,000 25才以下¥2,500
▪️お問合せ/可児市文化創造センター インフォメーション
      TEL.0574-60-3050(9:00〜19:00 火曜日休館)
*未就学児入場不可

<本公演に各日2組4名様をご招待!!>
ご希望の方は以下のリンクよりご応募ください。「お問合せ内容」に「フートボールの時間」チケットプレゼント希望として、お名前・ご連絡先、ご希望の日程(①〜⑤)を明記の上、10/13(金)23:59までにご応募ください。当選の発表はメールにてお知らせします。当日は当選メールの画面、もしくはメール内容のプリントをご持参ください。たくさんのご応募をお待ちしております!!

ご招待公演日程
①10/18(水)14:00開演 
②10/19(木)14:00開演
③10/20(金)18:00開演
④10/21(土)14:00開演
⑤10/22(日)14:00開演

応募先リンク<こちら>